サツマイモ防除@ひたちなか

ひたちなか市のサツマイモ圃場で殺虫剤の散布を行いました。

せっかくなので近くのサツマイモ農家様の方々にも見学に来ていただきました。

圃場形状・サイズは縦長の5反(0.5ha)、散布剤にはフェニックス顆粒水和剤を使用しました。

防除作業はあっという間に終了、約10分でした。

準備した農薬4L(=5反分)はピッタリ撒き切りました。

早くて楽で操作も簡単なドローンですが、使用にあたっての大事な注意点もあります。

ドローン散布を含む空中散布で使用する際の農薬希釈倍率は8~16倍の高濃度のことが多いです。

ブームスプレイヤーや手散布用の希釈倍率(一般に1000倍や2000倍)に比して100倍以上も濃い希釈倍率です。

その分、ドローン散布では散布量の設定ミス、飛行速度や飛行ルートの不安定な操縦によって散布ムラの影響が大きくなってしまうことに気を付けなければなりません。

農薬及び農業ドローンの正しい使い方を遵守することで、こういった心配は大きく減らすことができますし、加えてDJI農業ドローンにはだれでも簡単に均一な散布ができる機能が盛り込まれていますのでご安心ください。

この日は風速1~2m/s程度の横風が吹いていたため、「お隣のサツマイモ圃場へのドリフト防止」及び「畝風下側への散布ムラ防止」のために手散布併用で防除作業を行いました。

圃場のすみずみまで散布を完了させることができました。

茨城県は干し芋生産量全国1位、甘みが強いと有名です。

特にひたちなか市の肥沃な土壌、長い日照時間、ミネラル豊富な海風は、サツマイモの甘味を増大させるのに最適な条件がそろっていて美味しい干し芋を作ることができるそうです。

茨城県に寄った際にはぜひお土産に買ってみてはいかがでしょうか?